2018年5月29日火曜日

ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ演奏会

二人の名演奏家といにしえの楽器で紡ぐ不滅の名作 

べートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ演奏会

2018年7月8日(日)ベル・カントホール(尾道市瀬戸町)         開演14:30   開場14:00

一般 3,000円 学生2,000円

 豊嶋泰嗣(vn)・上野 真(pf)


使用楽器:アントニオ・ストラディバリウス(1719年製)
     ジョン・ブロードウッド(1821年 ロンドン製)


作曲した当時の二つの楽器で奏でるベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ
ヨーロッパを650年もの長きにわたり支配したハプスブルク家や貴族たちが楽しんだ
宮廷での演奏会が甦える


その二つの名器とは、21世紀の世界で約 600 挺余りしか現存しないという弦楽器製作者アントニオ・ストラディバリ(1644-1737)の製作したヴァイオリンと、フォルテピアノ修復家山本宣夫(堺市在住)により修復されたオリジナルなフォルテピアノ、ジョン・ ブロードウッドです。 

フォルテピアノとは、イタリアのフィレンツェのメディチ家に仕えた楽器製作家バルト ロメオ クリストーフォリがピアノを発明した1700 年頃から19 世紀前半まで製作されていたピアノで、フォルテピアノと現代ピアノには構造的な違いがあります。ベートーヴェ ンが当時作曲に使用していたピアノは、これらのフォルテピアノなのです。宮廷など限られた空間で演奏されていたフォルテピアノは、その音色は繊細で実に美しいものです。それに対し、モダン(現代)ピアノは大空間での演奏ができるように鉄骨を使用して大音量を得ています。両者を聴き比べると、構造的な違いから奏でられる音色には大きな違いがあることがわかります。


<ヴァイオリニスト豊嶋泰嗣>
新日本フィルのコンサートマスター、長年小澤征爾が指揮をしてきたサイトウ・キネン・
オーケストラのコンサートマスター。ソリストとしては、ベルリン放送交響楽団、モスクワ・ソロイスツ、ロンドン・モーツァルト管弦楽団等と国内外のオーケストラと共演。世界的ヴァイオリニストのアイザック・スターン、ピアニストのマルタ・アルゲリッチ、チェリストのヨーヨー・マ等との共演。京都市立芸術大学准教授。




<ピアニスト上野 真>
数々の国際コンクールで上位入賞を果たし、国内主要なコンクールの審査員を務め、
ドイツ、ポルトガル、トルコ、韓国などでもマスタークラスを行うなど、教育的活動にも
力を入れておられます。音楽評論家の濱田滋郎の言葉によれば、「日本ピアノ界の目立った
実力者の一人」と評しておられます。現在、京都市立芸術大学音楽部教授、名古屋音楽大学
客員教授、桐朋学園大学院大学特別招聘教授。

<フォルテピアノ修復家 山本宣夫>
1983 年よりオーストリア・ウィーンの芸術史博物館の専属フォルテピアノ修復師となり、
毎年春にはウィーンで修復活動にあたっています。1998 年大阪府堺市で「スペース ク
リストーフォリ堺」をオープン。1999 年にピアノを発明したバルトロメオ クリストー フォリが 1726 年に製作したピアノの完全複製楽器を完成させ、ピアノ製作家・調律師の ための世界大会(浜松)に展示・コンサートを開催。その後 2000 年 5 月「ユーロ ピアノコ ングレス 2000」(イタリア)に復元楽器が招待され、コンサート・レクチャー・展示が行 われ、ウィーン芸術史博物館で一般公開されました。
お問い合わせ:NPO法人おのみちアート・コミュニケーション
       tel.0848-37-5317
Email:artcom@bisan.co.jp
 
  
  
 
 
  




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