2021年7月4日日曜日

創業75年の「しみず食堂」から見える戦後尾道



終戦後の昭和21年に江戸時代に造られた曲がり雁木に沿うように建っていたバラック建築。
それは、日本の中でアジアを肌で感じさせる場所として、全国に多くのファンをもっていた。
尾道には、終戦直後に通称、国際マーケットと海岸マーケットといわれる2つのバラック建築のマーケットがあったようだ。国際マーケットは1965(昭和40)年11月に強制撤去され、海岸マーケットは1998年10月にその文化的価値が理解できず解体され、その後、江戸時代に造られた歴史的価値のある御影石の曲がり雁木も無造作に廃棄され、歴史を捨て中国産の石で新たな雁木が造られている。昔ながらの人と人。その日常の優しさが今も生きる「しみず食堂」から見える尾道の昭和の歴史の一端をこのページでご案内しよう。

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