2019年12月31日火曜日

加藤家から見た尾道の大正・昭和初期



明治30-40年代頃の加藤對山の尾道移住から「藤半」の加藤家は始まった。
なぜ對山は信州松本の実家に戻ることなく尾道に移住したのか。
当時の尾道の実相を吉田松太郎著「尾道案内」(大正4年4月20日発刊)を
参考にしながら加藤家の写真を通して当時の尾道を少しばかりご案内してみたい。

これが大正から昭和初期の尾道をご案内するページです。

2019年12月20日金曜日

西橋町は【西京町】と書く説もあるが


この路地のエントリーをつくって、もう2ヶ月以上経過したか。吾輩はてっきり路地のカテゴリーに掲載されていると思い込んでいた。身内にこの路地のことを質問されたので、路地ニャンのWEBサイトを見たら、と言ったところが影も形もない。調べてみたら、吾輩のミスでパソコンの中を宙ぶらりんにさまよっていた。そんなわけで、吾輩は今一度推敲に推敲(すいこう)を重ねて読者の皆さんにお届けしようと頑張った。

その頑張りが結果として出ているかどうか、このページをご覧あれ。

2019年12月15日日曜日

尾道町を歩けば猫に当たるわけではないが、路地には実に個性的な猫がいる。

「モノクロ曼荼羅色とりどり」とは、かつて尾道じゅうにん委員会という任意のまちづくり団体のメンバーで彫刻家が、1991年のシンポジウムのタイトルに考案したものだ。尾道町を歩いていると、まさに「モノクロ曼荼羅色とりどり」と言いたくなるような、実に印象的な顔や多様な配色や柄の体毛に覆われた猫たちに遭遇する。今回は、その猫たちが暮らす町の歴史や吾輩の雑感を交えて一部をご紹介しよう。


さまざまん猫たちが登場するそのページはこちらです。

2019年12月9日月曜日

明治に始まり令和元年6月に終えた尾道の「藤半」の長い歴史をひもとく。


東京『更科本店』の蕎麦職人だった加藤對山が暖簾分けで、信州松本から尾道に移住し、この地で『更科』を出店する。對山の尾道での生活も安定し、大正4年に松本から息子・慶一郎を呼び寄せた。商才のある慶一郎は、江戸時代から続いた尾道の料亭「胡半」を引き継ぎ、「藤半」と改名し料亭旅館として発展させる。その後、様々な変遷を経て、昭和58年四代目加藤實によって和食の店「藤半」を開業し、令和元年6月に店を閉じた。その歴史を写真を見ながら紐解いてみる。

「藤半」の長い歴史をひもとくのは、こちらのページです。

2019年12月4日水曜日

いちコン(いちじくコンフィチュール)の尾道散歩[尾道市立久保小学校]


またまた新しい遊びを見つけた。
実は、いまから数十年前、富山県美で「いいちこ」のポスターと図録に出会い、そのデザインとコピーにぞっこん惚れてしまい、その強烈な印象がず〜と脳裏に焼き付いていた。
いつかこの真似でもしたいものだと思っていて、パクリになることを承知で、数年来手がけている「おのみちいちじくコンフィチュール」を使っての尾道散歩を実行することにした。まぁ、「いいちこ」に比べたら、子供の遊びでレベルは低いのでお許しあれ!

大正9年(1920年)創業の老舗が作り伝える『おのみち如雨露(ジョウロ)』(散水用)


大正9(1920)年1月創業という「内海製作所」の四代目内海隆司さんによってつくられる手作り商品の一つが、トタン製のおのみち如雨露だ。昭和30年(1950年)代の機械を使い、一人で作るので部品制作、成型、半田(錫と鉛の合金)付けなどの作業工程を経て、製造は1日に2個から3個ぐらいという。作り手の顔が見え、愛着の持てる品々に囲まれるというライフスタイルは、「人生は自然派でなくっちゃ」というところか。ほかに時間(とき)の流れとともに変わりゆく「景色(けしき)」のあるトタン製花器、しかも予想もしない空間に花を生けられる花器づくりや「堅牢無比」をモットーにつくりあげた蓋つきのトタン製バケツなど、トタンで作るおのみちグッズをご紹介。

そんな尾道で作られるトタン製品は、このページでご覧になれます

2019年12月3日火曜日

1984年尾道にいち早くクレープ専門店が誕生していた、それが『ワンモア クレープ』だ。


尾道は商都だった。そこでは流行の先端を先取りして、魅力的な店を尾道の商店街に展開していた商人たちがいた。その一人、1960-70年代に一世風靡した石津謙介が率いる『VAN』ブランドのアイビールックをいち早く尾道に紹介した店『チェック』を開業。その後、東京の原宿を象徴する手軽なスイーツとして定着した『マリオンクレープ』を参考に、早くから着目していた尾道町の路地に1984年に尾道にクレープ専門店『ワンモア クレープ』、さらに原宿の「スパゴ」で修行させたスタッフをシェフに据え、1987年にはスパゲティ・ハウス『カサリンガ』を開業。当時の若者をワクワクさせる店を次々と展開していった。その人の名刺には『私は尾道の商人(あきんど)です。』と書かれていた。オーナーはトレードマークの赤いキャップと赤い服の「チェックの佐藤さん』こと佐藤和則さんだ。今日は『ワンモア ハウス』を紹介する。

吾輩路地ニャン公の紹介したい「ワンモア クレープ」は、このページでご覧いただけす。

2019年12月2日月曜日

尾道で一番最初にできたクレープ専門店を継承した「おのみちのクレープ屋」をご案内


まだ尾道町の路地に誰も関心を寄せていなかった1984年、路地にトレンディなクレープ専門店「ワンモア クレープ」をオープンさせたチェックの佐藤さんこと・佐藤和則さん。その店を2005年11月に継承し、店名を「おのみちのクレープ屋」と改名し、今日も頑張っているおっちゃんこと・平田水五さんに独占インタービューして、『水五』という珍しい名前の由来を聞いたのを思い出した。

2007年4月に旧WEBサイトにそのことを書き込んでいました。これがそのページです。