2022年7月11日月曜日

創業89年という長い歴史の画廊喫茶『孔雀荘』、再び27年目の存続の危機

その後の経過報告
2022年8月25日(木)、松本宏子さん経営の「孔雀荘」が最後の日を迎えた。
この間、この「孔雀荘」を継承したいと申し出られた女性がおられるようだが、尾道新聞の記事によると、所有者である不動産会社(元松翠園)が「孔雀荘」の耐震性などに問題があるとして、松本宏子さんはすべての調度品等の引越しを余儀なくされ、現状の継承ができないようだ。(2022年8月25日)
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昭和8(1933)年尾道の西御所に開業した喫茶店「日の丸サロン」、店主は重田ご夫妻だった。そして、この店は昭和21(1946)年「孔雀荘」と改名され、西土堂町の現在の地に移った。新店舗は、奥さんの重田寿美枝(1911-1993)さんの人柄に多くの人々が惹かれ、後に尾道名誉市民となった小林和作画伯(1888~1974)を中心とした文化サロン「孔雀荘」として開花した。平成5年重田さんが他界され、「孔雀荘」は閉店となった。

この話を聞きつけ、3年後の平成8年(1996年)、広島で金融関係団体に勤務していた今のオーナー松本宏子さんが一大決心の末、「孔雀荘」を再開させようと尾道に移住された。その松本さんも27年目を迎えたこの夏、8月25日を以って「孔雀荘」を閉店されることになった。

「孔雀荘」を知っている多くの市民が、新たに引き継ぐお方が現れないものかと期待するのだが........。

『孔雀荘』の詳しい情報をこのページでご紹介しています。

https://img.bisan.co.jp/Kujakuso09.JPG

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