2020年5月8日金曜日
小さな庭の四月の花たち
自然界では何事もなく季節はめぐっている。庭に美しく咲く花たちに毎日のように顔を合わせ「きれいだねぇ」と思っていると、吾が飼い主は心豊かになるという。なぜだろうか。
ハグをすると「オキシトシン」というホルモンが分泌される。オキシトシンはスウェーデンのほとんどの国民が知っているもの。それはオキシトシンタッチケアという、10分あまり肌(手や背中など身体)に直接他者の手を当てる「触れるケア」を数日間続けてもらうことで、脳内に幸せホルモン「オキシトシン」が分泌され、ストレスホルモンを抑制し痛みの緩和、認知症の人の乱暴な言動が減るなどの効果があるというもの。これは広島在住の脳外科医だったYさんが30年余り前に作った造語を赤瀬川原平さんが広めた「脳内リゾート」に通じるものだね。
ともかくも独り暮らしをする吾輩の飼い主は、相手がいないのでハグができない。彼はオキシトシンなるものを知る由もない筈だが、庭に出て毎朝、美しい花たちを相手に惚れ惚れしながら「きれいだね」と眺めるからか、元気エネルギーを貰って幸せになるようだ。
4月の植物も吾輩の飼い主の猫の額ほどの庭で、芽を出し、葉を伸ばし、蕾を膨らませ、それぞれの美しい花びらをこの世に惜しげも無く解き放つ。
COVID-19(新型コロナウイルス)の自粛で、自然から隔離されている多くの人々に、「花咲か爺(ジージ)」になって小さな庭に咲いた4月の美しい花たちをお見せしよう。
猫の額のような庭に咲く花たちに出会えるのはこのページです。
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