久保小学校は、明治6年(1873)に土堂町の天寧寺に置かれた小学温柔舎を起源にもつ。後に尾道尋常小学校となり、明治30年(1897)に現在の場所に校舎を新築移転する。その時の校舎は木造二階建ての建物だった。大正9年(1920)には久保尋常高等小学校と改称し、昭和8年に現在残る鉄筋コンクリート造の校舎を完成させている。当時の在校生の想い出によると、完成した当時は広島県一の校舎として評判だったという。
また、この久保小学校には、知られざるもう一つの尾道の日常遺産スタインウェイ・ピアノ(1899年製/明治32年)があることを知る人は少ない。全国的にみれば希少価値のあるピアノであが、尾道市では日常遺産とさえ認識されない、これこそ「猫に小判」の典型的な事例である。
久保小学校とスタインウェイ・ピアノ、二つの日常遺産が詳しく判るのはこのページだ。
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